はじめます
ブログ始めてみます。
よろしくお願いします。
主に読んだ本や、見た映画のことを書いていこうと思っています。
早速なにか書いたほうがいいのかなと思って、1時間17分だったので映画を1本見ました。
※ネタバレあり ご注意ください
あらすじ
東京の大学を出て、父が一人で住んでいる実家の「甲府スポーツ」店に戻ってきたタマ子は、家事も就活もしないでだらだらマンガ読んだり寝たりしている。そんなタマ子の日常の映画。
なんだかとっても評判のいい映画なんだそうです。
主人公の前田敦子さんがいい演技をしているのだそうです。
感想
あらすじの通り、何があるってわけでもない映画。
それはいい。
一瞬「お父さんの映画だっけ」と思うくらい、お父さんのささやかな日常が良かった。
家事が得意で、仕事熱心でお客さんから信用されていて、娘のことが大好きだけど、気が弱いところがあって強く言えなくて。日々淡々と、粛々と、同じ時間に店を開けて同じ時間に店を閉める。それでいいんだ、そういうもんだ、そういう人生を俺は送っているんだ、という人生が透けて見える。
アクセサリーの先生も、「タマ子ちゃん、面白いから」というセリフと、その後話を聞いてるんだか聞いていないんだかという感じで淡々と片付けをするのも「ああ、いろいろな経験をした、優しい女性なんだ」とわかる感じがよかった。
わからなかったのはタマ子の存在。
だらだらしてるくせに髪ツヤツヤ、朝からがっつく朝食風景。
途中女優を目指したいとわかって無理矢理納得したものの、ご飯替えるくらいで頑張っていくわけでもなく。
オーディション用写真も、中学生が撮ったわりに無駄に可愛く撮れているので「ここから急展開?」と思うも特になく。
終始ダラダラしてやる気が無いふうなのに、ボサボサ感が全く無い。ノーメイクの感じもないし(がっつりメイクの感じもないけれど)、ひっつめ髪ってわけでもないし。
店に出ることもあるからってことなのかな。
最後の中学生とアイス食べるシーンも、夏の終わりの残暑で中学生を見ればまだ暑いことは伝わるのに、タマ子は長袖着て前髪があって髪をたらしてアイス食べている。季節感がちぐはぐになっていてそこばっかり気になっちゃう。
タマ子役の前田さんの演技がどうというより、演技やストーリーと外見や小道具?に違和感を感じて、「伏線?」と無駄に考えてしまった。
タマ子の外見の違和感も計算のうちの映画なら、私には難しすぎた。
でも外見や小道具?演出?の違和感さえ気にしなければ、タマ子のようにダラダラ見れて、気楽な娯楽映画で「こういうのが好き」という人いるだろうなあとわかる。
何度か見たら、気にせず見られるのかな。
面白く見たけれど、違和感もあった1本でした。